Z9106/岡山22か33-25


 1991年式はHD-2架装車が笠岡営業所に1台在籍していた。P-規制車とは公式側ルーバーの形状が異なる。 また1991年は井笠鉄道の創立80周年でもあり、それを記念してか社章が金色となっている。 新製以来貸切車として活躍していたが、2000年代後半にはサボ受けを設置して高速予備車としてももっちライナーなどで運用されていたことがある。冷房装置はゼクセル製サブエンジン式、アルミホイールは住金製である。
 事業廃止時には中国バスに引き継がれたが、2014年3月の車検を通さずに除籍された。末期は中国バス福山営業所に常駐していた。
Z9204/岡山22か34-94


 1992年式は7HD架装車が笠岡営業所に1台在籍していた。社章は銀色である。 冷房装置はゼクセル製サブエンジン式、アルミホイールは住金製である。なお1992年には同型式のHD-2架装車も導入されていたが、先に除籍された。
 事業廃止時には中国バスに引き継がれた。2014年2月下旬には中国バスカラーに塗り替えられたが、2017年5月に除籍された。
Z9308/福山22く12-36


  1993年にはHD-2架装車が福山営業所に1台導入された。Z9106と比較するとサービスボックスが変更され、扉から「自動扉」の文字が無くなっている点が異なる。冷房装置はゼクセル製サブエンジン式、アルミホイールは住金製である。
 事業廃止時には中国バスに引き継がれ、2013年10月からは井笠バス籍となった。中国バスに引き継がれた貸切車の中では最後まで井笠カラーで活躍していたが、当車が2014年5月中旬に中国バスカラーに塗り替えられたことで井笠鉄道の貸切色は消滅した。
Z9408/福山22く12-89


  1994年には7S架装車が福山営業所に1台導入された。屋根肩部を黒く塗装し、さらに窓ガラス上端部に着色しているためカーブドガラスのようにも見える。冷房装置はデンソー製サブエンジン式、アルミホイールは住金製である。
 事業廃止時には北振バスに引き継がれた。ロゴや社章はのちに北振バス仕様に変更されている。
Z9509/岡山22か38-58


 1995年には7HD架装車が笠岡営業所に1台導入された。アルミホイールは住金製だが、冷房装置はデンソー製サブエンジン式になっているなど、Z9204とは仕様に若干の差異がある。
 事業廃止時には北振バスに引き継がれた。ロゴや社章はのちに北振バス仕様に変更されている。